大国主神社の鳥居(敷津松之宮・大阪市浪速区)
大国主神社の鳥居

 

大阪市浪速区にある大国主神社(敷津松之宮)とは、金運や商売繁盛のご利益で知られる「木津の大国さん」です。

 

娘がこの神社のすぐ近くに住んでいることもあり、訪ねるたびに立ち寄ることが多く、自然と足が向く場所になりました。

参拝することもあれば、鳥居の外から境内を眺めるだけのときもあります。
それでも、日常の景色の中に溶け込んでいるような、不思議と落ち着く神社です。

 

金運のご利益で知られる大国神社では、「種銭(たねせん)」というお守りが有名で、私も参拝した際にいただいた種銭を財布の中に入れて持ち歩いています。

 

これまで私は「大国町にあるから大国神社」と思っていましたが、調べてみると正式名称は 大国主神社(敷津松之宮)であることを知りました。

 

今回は、そんな大国主神社(敷津松之宮)の歴史や境内の見どころ、御朱印などについて紹介します。

 

大国主神社(敷津松之宮)とは

大阪市浪速区にある 大国主神社(敷津松之宮)とは、商売繁盛や金運成就の神様として地元の人に知られている神社です。境内には木津勘助の銅像や折口信夫の歌碑があり、「木津の大国さん」として親しまれています。

大国主神社の拝殿(木津の大国さん)
大国主神社の社碑と木津の大国さん

 

神社の祭りの日には境内の外側に出店が並び、最後尾と書かれた札を持った係員が立つほど多くの人でにぎわいます。しかし、普段は参拝に訪れる人を数人見かける程度で、落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと参拝することができます。

 

道路に面した場所に鳥居があり、長くない参道を進むとすぐに拝殿が見えてきます。境内はそれほど広くありませんが、参拝しやすい神社です。

 

敷津松之宮の境内には、
地域の氏神様を祀る社と、
金運の神様として知られる大国主神社の2つがあります。

 

氏神様の社

敷津松之宮の鳥居をくぐって進むと、まず正面奥に鎮座するのが地域を守る氏神様の社です。

敷津松之宮の鳥居の正面にある氏神様の社
氏神様の社

 

正面奥に鎮座するのが、地域を守る氏神様です。

落ち着いた雰囲気で、まずはこちらに参拝する方も多いです。

 

大国様の社

大国主神社の鳥居をくぐって正面奥にあり、氏神様の手前にあるのが、通称「木津の大国さん」として親しまれている大国主神社です。

大国主神社の大国様の社と参拝者
大国様の社と参拝者

 

このお社は国道25号線に面しているため、外からも見えやすく、初めて訪れる人にはこちらがメインの神社のように見えることもあります。

拝殿には「大国様」と掲げられています。

 

祀られているのは 大国主命(大黒天)
七福神の一柱であり、金運や商売繁盛の神様として知られています。

 

歴史と由緒

大国主神社(敷津松之宮)の由緒は、神功皇后の伝説に由来すると伝えられています。

敷津松之宮の鳥居と社碑
敷津松之宮の鳥居と社碑

 

神功皇后が三韓征伐から帰還し、住吉大社へ報告するために敷津の浜を航行していた際、このあたりの海岸には荒波が打ち寄せていたといわれています。そこで皇后は渚に松の木を三本植え、「これ以上潮が満ちてこないように」と祈願し、その松の下に 素盞嗚尊(すさのおのみこと) を祀ったのが始まりとされています。

 

その後、延享元年(1744年)に出雲大社から 大国主命(おおくにぬしのみこと) を勧請して社が建立されました。これが現在の大国主神社です。

 

地元では「木津の大国さん」と呼ばれ親しまれ、今宮戎神社と並んで参拝者の多い神社として知られてきました。現在も毎年1月9日から11日に行われる 大国まつり には多くの人が訪れ、境内はにぎわいを見せます。

 

境内の見どころ

大国主神社(敷津松之宮)の境内はそれほど広くはありませんが、見どころがぎゅっと詰まっており、ゆっくり歩いて回るのが楽しい神社です。

境内の様子(敷津松之宮・大国主神社の境内)
境内の様子

 

まず目に入るのが、境内のあちこちに点在する見どころの数々です。

狛ねずみ

境内には少し珍しい 狛ねずみ が置かれています。

大国主神にゆかりのある「ねずみ」がモチーフとなった、こまねずみの像も印象的で、それぞれ異なる姿をしているのも見どころのひとつです。

狛ねずみ(打ち出の小槌を持つ像・大国主神社)
狛ねずみ(打ち出の小槌を持ったもの)

 

狛ねずみ(打ち出の小槌を持つ像・大国主神社)
狛ねずみ(米俵を持ったもの)

 

狛ねずみは神話に由来しています。

大国主命が試練を与えられ炎に包まれた際、ねずみが地面の穴を教えて命を救ったという話があるためです。この神話にちなんで、大国主神社ではねずみが神の使いとされています。   

 

そのほかにも、百度石や木津勘助の銅像、折口信夫の歌碑、戦没者慰霊碑など、歴史や文化を感じられるスポットが点在しています。

百度石

敷津松の宮の鳥居をくぐってすぐに百度石があります。

敷津松之宮の百度石(お百度参りの基点)
鳥居をくぐってすぐにある百度石

 

百度石は、「お百度参り」の際に、社殿との間を100回往復する基点となる石柱です。

切実な願いを込めて、「お百度参り」をする人もいたようです。

木津勘助の銅像

境内には 木津勘助の銅像があります。

敷津松之宮・大国主神社の境内に立つ木津勘助之像
境内に立つ木津勘助之像

 

木津川周辺の開発に尽力した人物で、現在の浪速区や大正区の発展に関わったとされています。

折口信夫の歌碑

折口信夫の歌碑(敷津松之宮・大国神社の境内に立つ歌碑)
折口信夫の歌碑

 

折口 信夫(おりぐち のぶお)は日本の民俗学者、国文学者、国語学者です。また釈迢空と号した歌人・詩人でもあります。

 

大阪市制70周年の記念として、1983年(昭和58年)に歌碑が建てられました。

御大禮記念の石碑

折口信夫の歌碑の横にあるのが御大禮記念の石碑です。

御大禮記念碑(敷津松之宮・大国神社の境内に立つ記念碑)
御大禮記念碑

 

御大禮(ごたいれい)は天皇の即位に伴う一連の国家的儀式のことで、皇位継承の記念に建てられた石碑です。

日露戦後忠魂碑

日露戦後忠魂碑((敷津松之宮・大国神社の境内に立つ慰霊碑)
日露戦後忠魂碑

 

詳細な情報は見つけられませんでしたが、石段を登ると石碑があります。

境内の一角にそびえたっており存在感が大きく感じました。

 

また、大国主神社の奥には小さな祠「白龍明神社」もあります。

白龍明神社

白龍明神社(敷津松之宮・大国神社の奥にある神社)
白龍明神社

 

主に白蛇や龍神を祀る神社で、水の神、農業、金運、家内安全の守護神として信仰されています。

小さな神社で、静かで落ち着いた空気が流れていました。

神社で見かけた猫

大国主神はネズミと縁がある神様として知られています。
そのため境内で猫を見かけると「珍しい」「運がいい」といった話が語られることもあるようです。


この日も境内を歩いていると、ちょうど猫の姿を見ることができました。

境内で休む猫(大国主神社)
境内(木津勘助之像のそば)で休んでいる猫

 

こうした何気ない風景も、この神社ならではの穏やかな雰囲気を感じさせてくれます。

 

御祭神とご利益

敷津松之宮の鳥居の正面にある氏神様と狛犬
氏神様と狛犬

 

主祭神

・素盞嗚尊(すさのおのみこと)
・大国主命(おおくにぬしのみこと)

神様の説明

大国主命は国づくりの神として知られ、七福神の大黒天とも結びつけられる神様です。
商売繁盛や金運、縁結びの神様として広く信仰されています。

また 素盞嗚尊 は厄除けや災厄除けの神として知られています。

相殿神

・事代主命(ことしろぬしのかみ)
・奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)
・少彦名命(すくなひこなのみこと)
・八柱御子神(やはしらのみこのみこと)

ご利益

・金運上昇
・商売繁盛
・縁結び
・開運招福

特に 金運の神様として有名で、参拝に訪れる人も多い神社です。

 

大国主神社(敷津松之宮)の参拝方法

大国主神社(敷津松之宮)を参拝する際は、まず鳥居をくぐり、手水舎で手と口を清めます。
その後、拝殿の前でお賽銭を入れ、二礼二拍手一礼の作法で参拝します。

 

金運上昇を願う場合は、種銭のお守りをいただく方も多く見られます。

手水舎について

参拝前には、手水舎で手と口を清めるのが一般的な作法です。

ただ、訪れた際は手水舎にふたがされており、使用できない状態でした。
時期や状況によってはこのような対応がされていることもあるため、その場合は心の中で身を清める気持ちを持って参拝するとよいでしょう。

手水舎と稲荷社(敷津松之宮・大国主神社の手水舎と稲荷神社)
手水舎と稲荷社

 

手水舎の奥には、小さな稲荷社がありました。

 

御朱印・お守り情報

社務所ではお守りや縁起物の授与を受けることができます。

敷津松之宮・大国主神社の社務所とおみくじ結び所
社務所とおみくじ結び所

 

大国主神社(敷津松之宮)で人気なのが 種銭(たねせん) というお守りです。

大国主神社の種銭(お金の種のお守り)
社務所でいただいた種銭

 

種銭は財布や金庫に入れておくとお金が増えるといわれるお守りで、「お金の種」とも呼ばれています。

金運上昇を願っていただく人が多く、参拝の際にはぜひチェックしてみたい授与品です。

 

今回、種銭をいただいた際に、巫女さんから「お財布に入れてくださいね」とやさしく声をかけていただきました。

こうしたやり取りも含めて、
この神社のあたたかさを感じる瞬間でした。


こうした一言があるだけで、より大切にしようという気持ちになりましたし、日々持ち歩くことでご利益を感じられそうです。

 

*今回いただいた種銭は社務所で500円でいただくことができます。

 

参拝時間

  9:00〜16:00

 

アクセス情報

住所

〒556-0015
大阪府大阪市浪速区敷津西1丁目2-12

電話番号

06-6641-4353

行き方

電車の場合
大阪メトロ
御堂筋線・四つ橋線
大国町駅 徒歩約2分

車の場合
国道25沿い

*神社の駐車場はありませんが近隣に有料駐車場があります。

地図

 

参拝して感じたこと

道路に面した場所にありながら、境内に入ると落ち着いた雰囲気があり、ゆっくりと参拝できる神社という印象でした。

祭りの日には多くの人でにぎわうそうですが、普段は参拝客もそれほど多くなく、静かな空気の中で参拝できる場所です。

 

今回改めてゆっくりと時間をかけて参拝すると、これまで見逃してきた数多くの見どころを発見することができました。

神社は願い事をする場という点で、拝殿やご利益に注目が集まりがちですがこうしてゆっくりと境内を回るのもいろいろな気づきが生まれて楽しいなと感じました。

 

よくある質問(FAQ)

大国主神社の種銭とは?

金運上昇を願うお守りで、財布や金庫に入れておくとお金が増えると言われています。

大国主神社の最寄り駅は?

大阪メトロ御堂筋線・四つ橋線の大国町駅から徒歩約2分です。

 

おわりに

敷津松之宮・大国主神社は、金運や商売繁盛の神様として地元の人に親しまれている神社です。境内はそれほど広くありませんが、落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと参拝することができます。

難波からも近くアクセスしやすい場所にあるため、近くを訪れた際には立ち寄ってみるのもよいかもしれません。

近くには今宮戎神社もあり、えびす様と大国様は福徳の神としてあわせて信仰されることも多いようです。そのため両方の神社を参拝する人もいるそうです。

 

近くにある今宮戎神社とあわせて参拝する「両参り」もおすすめです。

 

お問い合わせ

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