心霊スポット名

雄神地下工場跡
おがみ ちかこうじょうあと

住所

〒932-0302 富山県砺波市庄川町三谷385付近
とやまけん となみし しょうがわまち  みたに385ふきん

交通手段

砺波駅から車で11分(5.8㎞)県道17号と県道25号経由

砺波駅から車で12分(6.9㎞)国道156号と県道25号経由

砺波駅から車で13分(7.0㎞)県道40号経由

地図

ルート

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スポット情報

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概要

雄神地下工場は、正式には「三菱重工・雄神地下工場」という

昭和19年(1944年)末 三菱重工名古屋航空機製作所(戦闘機などを生産)は、東南海地震と空襲を契機に富山県に疎開

昭和20年(1945年)大門町の呉羽紡績(現 東洋紡績)の工場を本社として借り、福野・井波の工場などと連携して最高速の100式司令部偵察機の生産を続ける

昭和20年(1945年)3月から更なる空襲に備え、地下工場の建設を計画
雄神村(現 砺波市)に16本のトンネル掘削工事を始めた

工事は佐藤組(現 佐藤工業)が請け負い、朝鮮半島から1500人ほどがここに移り住み工場の建設に従事
強制労働が行われたとされ、過酷な労働条件のため過労死や自殺で多くの労働者が亡くなったといわれている
トンネルは未完成のうちに敗戦となり、そのまま放置された

この場所も知られることなく今は廃墟になっているという話もあるが、入り口や内部の写真をネット上でみつけることができる

朝鮮の人の幽霊の目撃情報があり心霊スポットといわれている

その場所の噂

強制的に重労働を強いられていた朝鮮人は精神に支障をきたし、多くの労働者が自殺したと言われている

そのため朝鮮人の幽霊が多く目撃されている

現れる幽霊の情報

  • 朝鮮人の幽霊
  • 男性の幽霊
  • 老爺の幽霊
  • 女性の幽霊

の目撃情報がある

訪れたことのあるYouTuber

*敬称略

  • 富山の遊び場!TV
  • Ghost research 2017

現在どうなっているのか

現在、地下工場の入り口は封鎖されており、立ち入ることは不可能とされている

備考

*徴用工問題で取り上げられた場所の模様
1992年 原告側(元勤労挺身隊)は国際慣習法(奴隷禁止)違反、人道に対する罪違反、強制労働条約違反などを示し、未払い賃金の支払い、不法行為・債務不履行への損害賠償、謝罪を求め裁判を起こす
2007年 厚生年金脱退金請求18円を受け取り和解
2013年 韓国ソウル地裁で再度訴訟を起こし約15億ウォン(日本円約1億5,000万円)を勝ち取る形で原告側が勝訴した

*『不二越雄神地下工場と紹介されている誤報があるが、「不二越・文珠寺地下工場」や「不二越本社富山工場」の情報とごっちゃになっていると思われる』というネット記事を見つけたため、訂正しました(当初は不二越雄神地下工場としてこちらでも紹介していました)

感想

まだまだ日本には知らない歴史がのこっていると、歴史的背景を見て感じました
地下にある武器を作るための工場や強制労働は、この場所に限らず複数の場所にあったことを想像すると複雑な感情がわいてきます

強制労働させられた人にとって、最悪な道を選びたくなるようなつらいことがここにあったのだろうことを考えるといたたまれない気持ちです

戦争であり、国の方針などもあっただろから仕方がないことですが・・・ 朝鮮人だからとか、日本人だからとかそういうのは抜きにして、二度とこのようなことがないように祈ります

少し前にニュースで話題になった徴用工問題が絡んでいて、個人的には興味深いとかいうと失礼かとは思いますけどいろいろ考えさせられました

ニュースを見た時点では、またしつこく解決済みの事案のことで騒いでるよ・・・とちらっと思ったし、それほどの関心ごとではありませんでした

厚生年金脱退金請求の18円・・・とはどれくらいの価値だったのかとか、表に出ていないことがいろいろあったんだと思いますが歴史の闇の部分に一部触れ何とも言えない気持ちになりました

中の地下施設の写真も見ましたけど・・・遊び半分で行く場所ではないでしょう

今現在は地下工場跡にいく道もわかりにくいですし入口も閉鎖されたり埋もれている状態のようですので、そっと冥福を祈りたいと思います