
北海道赤平市には、白いアーチ状のゲートと複数の建物が残る、かつての宿泊・宴会施設があります。
正式名称は「赤平観光センター」とされますが、入口付近に「プリンス平安」と書かれた看板が残されていたことから、現在ではプリンス平安の名前で広く知られています。
営業当時は宿泊や宴会だけでなく、冠婚葬祭や地域の集まりなどにも利用されていたようです。しかし、閉業後は老朽化と荒廃が進み、独特な外観や館内に残された物品から、廃墟や心霊スポットとして注目されるようになりました。
周辺で老婆が行方不明になったという話や、若い女性の霊が現れるという噂もあります。
この記事では、プリンス平安の歴史や炭鉱のまち・赤平との関係、心霊スポットと呼ばれるようになった背景、現在の状態について、確認できる情報と噂を分けながら紹介します。
プリンス平安とは
プリンス平安は、北海道赤平市にあった宿泊・宴会施設です。
営業当時の正式名称は「赤平観光センター」とされ、「プリンス平安」は後年使われていた施設名、または施設内の一部で使われていた名称と考えられます。
詳しい名称変更の経緯は分かっていませんが、現在は一般的にプリンス平安と呼ばれています。
施設は、宴会場や宿泊施設を備えた本館、斎場や控室などがあった別館、式場を備えた新館など、複数の建物で構成されていたようです。
館内には大浴場もあったといわれていますが、現在は崩壊が進んでいるという情報があります。
廃墟となった後の館内には、大きなシャンデリアや鹿の剥製、青い天井などが残されていました。
シャンデリアの周囲に椅子が引っ掛けられた光景も知られており、プリンス平安を象徴する印象的な風景のひとつとなっています。
プリンス平安の歴史
プリンス平安は、1967年(昭和42年)11月7日に「赤平観光センター」として開業しました。
1971年(昭和46年)12月1日には老人保養所が開設されたといわれています。
宿泊や宴会のほか、祝い事、地域の集まり、葬儀などにも利用され、赤平市やその周辺に暮らす人々にとって身近な施設だったと考えられます。
詳しい営業状況を確認できる資料は多くありませんが、2001年ごろに閉業したといわれています。
閉業後も建物は解体されず、長い間そのまま残されました。
年月の経過とともに荒廃が進み、館内に残されたシャンデリアや剥製、家具などが、廃墟としての独特な雰囲気を生み出していきます。
炭鉱のまち・赤平とプリンス平安
赤平市は、かつて炭鉱によって栄えたまちです。
市内では石炭産業の発展に伴って人口が増加し、多くの炭鉱労働者やその家族が生活していました。
プリンス平安が開業した1967年は、赤平市が炭鉱のまちとして活気を保っていた時代です。
宴会や宿泊、地域の行事などに利用されていたことから、プリンス平安も当時の地域社会を支えた施設のひとつだったと考えられます。
しかし、エネルギー事情の変化や炭鉱の合理化によって石炭産業は次第に縮小していきました。
1994年には住友赤平炭鉱が閉山し、その後も赤平市では人口減少が進みました。
地域人口や利用者の減少がプリンス平安の営業に影響した可能性はありますが、閉業理由を直接示す資料は確認できていません。
そのため、炭鉱の閉山がプリンス平安の閉業原因だったと断定することはできません。
プリンス平安が心霊スポットと呼ばれるようになった理由
プリンス平安が心霊スポットとして知られるようになった背景には、荒廃した建物の姿と、周辺で起きたとされる事件の噂があります。
ネット上では、赤平市内で暮らしていた老婆が行方不明になり、最後に向かった場所がプリンス平安だったのではないかという話が伝えられています。
老婆は過去にプリンス平安を利用したことがあり、人生の終わりに思い出の場所を訪れたのではないかという物語が付け加えられている場合もあります。
しかし、この行方不明事件について、発生した時期や本人の氏名、警察の発表、新聞報道など、事件を裏付ける具体的な資料は確認できませんでした。
また、入口にあるアーチ状のゲート付近で、若い女性が自ら命を絶ったという話もあります。
こちらについても、実際の事件として確認できる資料は見つかっていません。
そのため、老婆や若い女性に関する話は、確認された事件ではなく、プリンス平安にまつわる噂として扱う必要があります。
建物の荒廃した姿や、館内に残された剥製、家具、シャンデリアなどが不気味な印象を与え、そこに事件の噂が重なったことで、心霊スポットとして知られるようになったものと考えられます。
プリンス平安で噂される現象
プリンス平安では、次のような現象が起こると噂されています。
- どこからともなく老婆の声が聞こえる
- 式場やシャンデリアの周辺に若い女性が現れる
- 上の階から誰かに見下ろされているように感じる
- 建物の中から物音や人の気配を感じる
- 写真に光やオーブのようなものが写る
- 誰もいない場所から足音が聞こえる
これらは、過去に訪れた人の体験談や、心霊スポットを紹介するサイトなどで語られているものです。
現象を客観的に証明する記録や、科学的な裏付けはありません。
老朽化した建物では、風や雨、建材の収縮、落下物、動物などによって物音が発生することもあります。
写真に写る光についても、ほこり、水分、虫、カメラのフラッシュなどが影響している可能性があります。
プリンス平安に現れるとされる存在
プリンス平安に現れるとされる存在には、次のようなものがあります。
- 行方不明になったとされる老婆
- 式場やシャンデリア付近に現れる若い女性
- 本館の上階から見下ろしている女性
- 少年のような姿
- 正体の分からない人影
なかでも有名なのが、行方不明になったとされる老婆の霊です。
しかし、老婆の行方不明事件自体を裏付ける資料が確認できないため、実在した人物とプリンス平安を結び付けることはできません。
少年の霊や上階から見下ろす女性についても、具体的な由来や人物像は分かっていません。
建物の中で目撃されたとされる姿に、後からさまざまな物語が加えられた可能性もあります。
現在のプリンス平安の情報
プリンス平安は、現在も入口のアーチ状のゲートや建物の一部が残されているといわれています。
一方で、長年にわたる風雨や積雪の影響を受け、建物の老朽化と倒壊が進んでいます。
過去に撮影された画像や動画と、現在の状態が大きく異なっている可能性もあります。
敷地や建物は一般公開された観光施設ではなく、管理者の許可を得ずに立ち入ることはできません。
建物内部には、床や天井の崩落、割れたガラス、腐食した金属、落下物などの危険も考えられます。
プリンス平安の内部が気になる場合は、過去に撮影された画像や動画を資料として確認するようにしましょう。
プリンス平安とYouTubeでの紹介
プリンス平安は、廃墟や心霊スポットを扱うYouTube動画でも紹介されています。
動画では、入口に残る大きなアーチ状のゲート、崩れた宿泊棟、青い天井の式場、大きなシャンデリア、館内に残された剥製などが取り上げられています。
地上から撮影された映像だけでなく、ドローンによる空撮映像もあり、複数の建物から構成されていた施設全体の規模を確認できます。
こうした動画によって、プリンス平安は北海道内だけでなく、全国の廃墟や心霊スポットに関心を持つ人にも知られるようになりました。
ただし、過去に建物内部を撮影した動画が公開されているからといって、現在も立ち入りが認められているわけではありません。
建物の状態や管理状況も変化しているため、公開されている映像は過去の記録として見る必要があります。
当サイトのプリンス平安の指標
当サイトでは、プリンス平安を「恐怖度」「知名度」「人気度」「話題度」の4項目に分けて評価しました。
一般的な評価ではなく、調査結果をもとにした管理人個人の指標です。エンタメ的な感覚でご覧ください。
恐怖度:★☆☆☆☆(1.0)
知名度:★½☆☆☆(1.5)
人気度:★½☆☆☆(1.5)
話題度:★☆☆☆☆(1.0)
平均得点:1.25
老婆の失踪や若い女性の霊などの噂はありますが、事件を裏付ける資料や具体的な体験談は多くありません。
一方で、巨大なゲートやシャンデリア、剥製が残された式場など、廃墟としての印象は強く、画像や動画を通して一定の知名度を持つ場所と判断しました。
プリンス平安を調査しての感想
プリンス平安を調査して特に印象に残ったのは、心霊の噂よりも、地域の人々が集まっていた施設としての歴史でした。
営業当時は宿泊や宴会だけでなく、祝い事や地域の集まり、葬儀などにも利用されていたようです。
現在残されているシャンデリアや剥製、青い天井なども、もともとは訪れた人を楽しませ、華やかな時間を演出するためのものだったのでしょう。
それらが朽ちた状態で残されているため、現在では異様で不気味な光景に見えます。
しかし、営業当時は地域の祝い事や交流を支えた場所だったことを考えると、単なる怖い廃墟とは少し違った印象を受けました。
老婆の失踪や若い女性の話については、事件として確認できる資料が見つからず、噂がどこから生まれたのかもはっきりしていません。
記録が少ないからこそ、朽ちた建物の姿に物語が重ねられ、噂が噂を呼んだのかもしれません。
建物内部には興味を引かれるものが多く残されていましたが、現在は老朽化や倒壊が進んでいます。
現地へ立ち入るのではなく、残された写真や映像から、施設の歴史や当時の雰囲気を知るのがよいと感じました。
プリンス平安のアクセス情報
プリンス平安は、北海道赤平市幌岡町周辺に残されている施設跡です。
現在は営業施設や一般公開された観光地ではありません。
記事内の地図やストリートビューは、施設の位置関係や周辺の雰囲気を確認するための参考資料として掲載します。
現地への訪問や、敷地・建物への立ち入りを勧めるものではありません。
プリンス平安とその周辺の地図
ここに既存の地図を挿入します。
プリンス平安とその周辺のストリートビュー
ここに既存のストリートビューを挿入します。
よくある質問
▶プリンス平安にきもだめしにいくことはできますか?
プリンス平安は一般公開された施設ではなく、建物の老朽化や倒壊も進んでいます。
きもだめしや廃墟探索を目的とした立ち入りは避けてください。
管理者の許可なく敷地や建物へ入ると、不法侵入に該当する可能性があります。
内部の様子は、過去に公開された画像や動画で確認するようにしましょう。
▶老婆が行方不明になった事件は本当にあったのですか?
周辺で老婆が行方不明になったという話は、複数の心霊スポット紹介サイトなどで語られています。
しかし、警察の発表や新聞報道など、事件を裏付ける資料は確認できませんでした。
現時点では、事実として確認された事件ではなく、プリンス平安にまつわる噂のひとつと考えるのが適切です。
▶プリンス平安の建物は現在も残っていますか?
入口のゲートや式場など、建物の一部は残されているといわれています。
ただし、本館を含む複数の場所で老朽化や倒壊が進んでおり、過去の画像や動画とは状態が異なっている可能性があります。
▶プリンス平安で噂される心霊現象の信憑性は?
老婆や若い女性の霊が現れるという噂に、科学的な裏付けはありません。
老朽化した建物で発生する音や光、訪問者の緊張や思い込みなどが、心霊体験として受け取られる可能性もあります。
噂や体験談は、地域に残る怪談やエンタメのひとつとしてお楽しみください。
プリンス平安に関する注意事項
本記事は、公開されている資料、ネット上の情報、過去の訪問記録、個人の体験談などをもとに構成しています。
記事内で紹介した事件や心霊現象について、事実であると断定するものではありません。
プリンス平安は一般公開された観光施設ではなく、建物の老朽化や倒壊が進んでいます。
管理者の許可なく敷地や建物へ立ち入らないようにしてください。
また、本記事は心霊スポットへの訪問や、私有地への侵入を勧めるものではありません。
終わりに
プリンス平安は、現在では朽ちた廃墟や心霊スポットとして知られています。
しかし、営業当時は宿泊や宴会、祝い事、地域の集まりなどに利用され、多くの人の記憶が残る場所でもありました。
老婆の失踪や若い女性の霊など、さまざまな噂が語られていますが、それらを裏付ける記録は確認できません。
華やかだった施設が閉業し、長い年月をかけて朽ちていく姿が、人々の想像を刺激し、新たな物語を生み出したのかもしれません。
現在残されている建物には危険があり、自由に立ち入ることはできません。
プリンス平安の内部や過去の姿については、公開されている写真や映像を通して確認し、施設が歩んできた歴史にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
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