引用写真AC 画像はイメージで実際とは異なるのでご注意ください

愛知県岡崎市の山間部に、長い間使われていないホテルの建物が残されているといわれています。

その建物が、心霊スポットとして知られるようになった「ホテル白扇」です。

インターネット上では「桑谷山荘ラブホ」や「桑谷山荘ラブホテル」と呼ばれることもありますが、これは正式な施設名ではなく、周辺の地名などから付けられた通称とみられます。

ホテル白扇には、過去に大きな事件が起きたという明確な記録は確認できません。

それにもかかわらず、建物の荒れた状態や山中に取り残されたような立地、内部で感じるとされる視線や気配などから、心霊スポットとして名前が広まっていきました。

さらに、2022年には建物の一部や周囲の廃棄物が燃える火災も発生しています。

今回は、ホテル白扇の歴史と現在の状況、物の怪や妖怪に近い存在がいるとされる噂について、確認できる情報と心霊の話を分けながら紹介します。

ホテル白扇とは

ホテル白扇は、愛知県岡崎市山綱町の山間部にあったとされるラブホテルです。

インターネット上では「桑谷山荘ラブホ」などの名前でも紹介されていますが、確認できる資料では、正式名称は「ホテル白扇」とされています。

建物は、1階部分を車庫として使用する3階建ての構造だったといわれています。

客が車を建物内に入れ、そのまま客室へ移動できる造りは、昭和期の郊外型ラブホテルでよく見られた形式です。

ホテル白扇は1970年代前半頃に開業したとされていますが、詳しい開業年や経営者、営業当時の様子などは分かっていません。

電話帳には1993年から2002年頃まで掲載されていたとされ、2002年頃に営業を終えた可能性があります。

2010年頃には、すでに廃墟として紹介されるようになっていました。

ホテル白扇の歴史

ホテル白扇は、1970年代前半頃に開業したとされています。

ただし、開業当初からラブホテルだったのか、途中で営業形態が変わったのかについて、裏づけとなる資料は確認できませんでした。

少なくとも1990年代から2000年代初め頃までは、電話帳にホテル白扇の名前が掲載されていたとされています。

その後、2002年頃に閉業したと考えられていますが、正確な閉業日や閉業理由は分かっていません。

ホテルの周辺は山林に囲まれており、閉業後は長い間使用されないまま残されました。

建物内には布団や椅子、看板など、営業当時のものと思われる残留物があったとされ、敷地周辺では不法投棄とみられる物も確認されていました。

2018年11月から2019年3月頃には、周辺道路で維持修繕工事が行われ、一時的に通行できない期間があったとされています。

これはホテルの解体工事ではなく、付近の道路工事に伴う通行規制だったようです。

2020年7月頃の情報では、多くの窓や窓枠が取り外され、部分的に解体作業が行われたような状態になっていたといわれています。

しかし、建物全体が撤去されることはなく、作業が途中で止まったような状態で残されました。

2022年に発生した火災

2022年3月26日の未明、ホテル白扇とされる廃ホテルで火災が発生しました。

建物の一部と、敷地内に放置されていた廃棄物などが燃え、火はおよそ2時間半後に消し止められたとされています。

報道では、警察が放火の可能性もあるとみて調べていると伝えられました。

肝試しなどで訪れた人のたばこが原因ではないかという話も見られますが、出火原因が確定したとする情報は確認できません。

そのため、たばこの不始末や放火を事実として断定することはできません。

ホテル白扇が心霊スポットと呼ばれるようになった理由

ホテル白扇では、営業中に殺人事件や死亡事故が起きたという明確な記録は確認できません。

この場所が心霊スポットと呼ばれるようになった背景には、閉業後の建物が長い間放置されていたことが大きく関係していると考えられます。

ホテル内には営業当時の残留物が残され、窓が割れたり壁に落書きがされたりするなど、荒れた状態になっていたといわれています。

さらに、周囲を山林に囲まれた場所にあり、夜になると照明もほとんどなく、人の気配が少ない環境です。

暗い建物の中で風が吹けば、扉や建材が動いて音を立てることがあります。

小動物の足音や木々の揺れる音が、誰かの足音や声のように聞こえることもあるでしょう。

しかし、そのような現実的な原因だけでは説明できないと感じた人もいたようです。

探索した人の間では、誰かに見られているような視線や、近くに何者かがいるような気配を感じたという話が語られるようになりました。

こうした体験談がインターネットや動画を通じて広まり、事件の曰くがはっきりしないまま、ホテル白扇は心霊スポットとして知られるようになったと考えられます。

ホテル白扇で噂される現象

ホテル白扇では、次のような現象が噂されています。

  • 誰かににらまれているような視線を感じる
  • 建物内に人の気配を感じる
  • 誰もいない場所から足音や物音が聞こえる
  • 暗い室内に人影のようなものが見える
  • 強い怒りや殺気のようなものを感じる
  • 人間の霊ではない存在がいるように感じる

ホテル白扇の噂で特徴的なのは、自殺者や事件の被害者とされる霊ではなく、「物の怪」や「妖怪に近い存在」がいるとする話です。

ただし、この物の怪の噂についても、地域に古くから伝わる伝承や記録が確認されているわけではありません。

一部の探索者や心霊系サイトによる解釈が広まり、ホテル白扇を象徴する噂になった可能性があります。

ホテル白扇に現れるとされる存在

ホテル白扇に現れるとされる存在には、次のようなものがあります。

  • 正体不明の人影
  • 近くにいると感じられる何者か
  • 物の怪や妖怪に近いとされる存在

具体的な服装や年齢、姿などについては、はっきりとした共通点がありません。

誰かの姿を明確に見たという話よりも、視線や気配、殺気のような感覚として語られることが多いようです。

また、一部では老爺の霊が現れるという情報もあります。

しかし、体験の詳しい内容や噂の出所がはっきりしないため、ホテル白扇で広く語られている代表的な現象とまではいえません。

現在のホテル白扇の情報

公開されている情報によると、ホテル白扇では2020年頃までに窓や窓枠の多くが取り外され、部分的な解体作業が行われていたとされています。

その後、2022年の火災によって、建物の一部と敷地内にあった廃棄物などが焼けました。

2026年1月に更新された廃墟情報サイトでも、ホテル白扇は廃墟として掲載されています。

そのため、建物の一部が残っている可能性がありますが、完全に解体されたかどうかを確認できる公的な最新情報は見つかりませんでした。

建物の状態は今後変わる可能性があり、すでに撤去や追加の工事が行われていることも考えられます。

長期間放置された建物は、床や階段、天井などが突然崩れる危険があります。

火災の影響を受けた部分については、見た目以上に強度が低下している可能性もあります。

敷地や建物は私有地と考えられるため、許可なく立ち入ることはできません。

2025年に岡崎市の廃ホテルで発見された遺体との関係

2025年4月、岡崎市の廃ホテルで、肝試しに訪れた人たちが白骨化した遺体を発見する出来事がありました。

このニュースをホテル白扇の出来事として紹介している情報が今後現れる可能性がありますが、報道された現場は岡崎市鉢地町です。

ホテル白扇があったとされる場所は岡崎市山綱町であり、所在地が異なります。

そのため、現時点ではホテル白扇で遺体が発見された事件として扱わない方がよいでしょう。

ホテル白扇とYouTubeでの紹介

ホテル白扇は、心霊スポットや廃墟を扱う動画でたびたび紹介されています。

動画では、窓が失われた建物や荒れた客室、残された家具や布団、周囲に放置された物などが映され、ホテルが営業していた頃の面影を感じられる内容もあります。

具体的な事件の曰くが少ない場所であるため、心霊現象の検証よりも、建物内の探索や廃墟の雰囲気を中心に紹介されることも多いようです。

一方で、動画の中で聞こえた音や人影のようなものが、心霊現象として取り上げられる場合もあります。

2025年から2026年にかけても新しい動画が登録されており、閉業から長い年月が経った現在も、一定の関心を集めていることが分かります。

ただし、動画は撮影時点の情報であり、現在の建物の状態を示すものとは限りません。

また、映像内の音や影が心霊現象であることを証明するものでもないため、エンタメとして見る必要があります。

当サイトのホテル白扇の指標

当サイトでは、ホテル白扇を「恐怖度」「知名度」「人気度」「話題度」の4項目に分けて評価しました。

一般的な評価とは異なり、調査した情報や管理人の印象をもとにした個人的な点数です。

エンタメ的な感覚でご覧ください。

恐怖度:★½☆☆☆(1.5)

知名度:★★☆☆☆(2.0)

人気度:★½☆☆☆(1.5)

話題度:★☆☆☆☆(1.0)

当サイトでの平均得点は1.5です。

ホテル白扇は、具体的な心霊現象や事件の曰くは少ないものの、山中に残る大きな廃ホテルという外観や、物の怪に近い存在がいるという変わった噂から、一定の知名度を持つ場所だと感じました。

ホテル白扇を調査しての感想

ホテル白扇という名前や「桑谷山荘ラブホ」という通称から、調査を始める前は、もう少し小さな宿泊施設を想像していました。

しかし、写真や映像で見る建物は想像していたより大きく、1階を車庫として利用する独特の造りが印象に残ります。

ホテルが営業していた頃、どのような人が訪れ、どのような雰囲気だったのかも気になるところです。

残念ながら、営業当時の詳しい資料や、閉業に至った理由までは確認できませんでした。

閉業した以上、経営上の事情などがあったのかもしれませんが、現在残されている情報だけで原因を推測することは難しいでしょう。

心霊スポットとして見ると、ホテル白扇には殺人事件や自殺などの分かりやすい曰くがありません。

それでも、視線や気配、物の怪に近い存在の噂が語られています。

幽霊と妖怪の境界線はどこにあるのかと考えると、正直なところ、私にもよく分かりません。

姿を見た人がそれを亡くなった人の霊だと感じれば幽霊になり、人間ではない何かだと感じれば物の怪や妖怪になるのかもしれません。

ホテル白扇については、これまで何度か記事を書き直してきました。

心霊現象の情報が少ない場所であるにもかかわらず、私の記事の中では比較的多く読まれており、思っていた以上に関心を持たれていることに驚いています。

地元で語られている話や、インターネットには出ていない体験談がほかにもあるのかもしれません。

一方で、この場所で実際に確認されているのは、建物の老朽化や不法投棄、途中で止まったように見える解体作業、そして2022年の火災です。

霊的な現象よりも、無断侵入や放火、建物の崩落といった現実の危険の方が、はるかに深刻なのではないかとも感じました。

心霊スポットとして注目されたことが、さらに侵入者や不法投棄を呼び寄せ、建物の状態を悪化させる結果になったのだとすれば、少し残念なことです。

ホテル白扇が今後どのようになるのかは分かりません。

しかし、たとえ建物が解体されたとしても、山中に残されていたホテルと、そこにまつわる物の怪の噂は、インターネット上に記録として残っていくのかもしれません。

ホテル白扇に関する注意事項

本記事は、インターネット上の情報、報道、過去に撮影された画像や動画、個人の体験談などをもとに構成しています。

心霊現象や噂について、事実であると断定するものではありません。

また、本記事はホテル白扇への訪問や、肝試し、廃墟探索を勧めるものではありません。

ホテルの敷地や建物は私有地である可能性が高く、管理者の許可なく立ち入れば、法的な問題になることがあります。

建物は長期間放置され、火災も発生しているため、倒壊や落下物、床の抜け落ちなどの危険も考えられます。

現地の状態を確認するために敷地や建物へ入ることは避け、過去に撮影された画像や動画、地図などを参考にしてください。

ホテル白扇のアクセス情報

ホテル白扇は、愛知県岡崎市山綱町の山間部にあったとされています。

周辺には山林が広がり、人通りや住宅の少ない場所です。

本記事では、私有地への無断立ち入りや肝試しを防ぐため、詳しい住所、最寄り駅からの所要時間、車でのルート、駐車場所などは掲載していません。

以下の地図やストリートビューは、現地への訪問を勧めるものではなく、ホテルがあったとされる地域の位置関係や周辺の雰囲気を知るための参考資料として掲載しています。

ホテル白扇とその周辺の地図

ホテル白扇とその周辺のストリートビュー

地図やストリートビューの画像は、撮影時期によって現在の状況と異なる場合があります。

よくある質問

▶ホテル白扇は現在も残っていますか?

2026年1月に更新された廃墟情報サイトでは、現在も廃墟として掲載されています。

ただし、建物の状態を確認できる公的な最新情報はなく、すでに解体や追加の工事が行われている可能性もあります。

建物が残っているかどうかを確認するために、敷地へ立ち入ることは避けてください。

▶ホテル白扇で事件や死亡事故は起きていますか?

ホテルの営業中に殺人事件や死亡事故が起きたという、明確な記録は確認できませんでした。

2022年には建物の一部や周囲の廃棄物が燃える火災が発生しています。

また、2025年に岡崎市の廃ホテルで白骨化した遺体が発見されていますが、現場は鉢地町であり、山綱町のホテル白扇とは別の場所と考えられます。

▶ホテル白扇で噂される心霊現象に信憑性はありますか?

視線や気配、人影、物の怪に近い存在などの噂がありますが、いずれも個人の体験や解釈によるものです。

科学的な裏づけはなく、心霊現象が実際に起きていることを証明するものではありません。

心霊や廃墟にまつわるエンタメとして楽しむのがよいでしょう。

▶ホテル白扇で肝試しをすることはできますか?

ホテルの敷地や建物への無断立ち入りはできません。

人に見つからなければよいというものではなく、使われていない建物であっても所有者や管理者が存在する可能性があります。

火災や老朽化によって建物が弱っていることも考えられるため、肝試しや廃墟探索を目的とした訪問は避けてください。

終わりに

ホテル白扇は、1970年代前半頃に開業し、2002年頃に営業を終えたとされるラブホテルです。

閉業後は長い間放置され、山中に残された荒れた建物の姿から、心霊スポットとして知られるようになりました。

視線や気配、人影のほか、人間の霊ではなく物の怪や妖怪に近い存在がいるという、少し変わった噂も語られています。

一方で、ホテル白扇に直接結びつく重大事件や死亡事故の記録は確認できません。

実際に起きたこととして確認できるのは、建物の老朽化や不法投棄、部分的な解体の形跡、そして2022年の火災です。

心霊の噂よりも、無断侵入や崩落、火災といった現実の危険を忘れてはいけない場所でもあります。

建物が現在も残っているかどうかにかかわらず、ホテル白扇は、廃墟の姿と人々の想像が重なることで生まれた心霊スポットの一つとして、これからも語られていくのかもしれません。

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