
*現地の画像とは異なりますのでご注意ください。
かつて、あわら温泉の中心部で営業していた老舗旅館「角惣」は、長い歴史を持つ旅館でしたが、2010年に営業を終え、その後は大きな建物が温泉街に残されました。
廃墟となった角惣では、渡り廊下の奥から女性の声が聞こえる、地下の大浴場に老婆の霊が現れるなどの話が広がり、福井県の心霊スポットとして知られるようになります。
2016年には、TBSの心霊番組で放送された廃旅館のロケ地としても名前が挙がりました。
現在、角惣の建物はすでに解体されています。
今回は、角惣がどのような旅館だったのか、心霊スポットと呼ばれるようになった理由や噂、現在の様子まで調べてみました。
角惣とは?
角惣は、福井県あわら市の芦原温泉で営業していた料理旅館です。
えちぜん鉄道「あわら湯のまち駅」から近く、温泉街の中心部に建つ大きな旅館でした。
創業は明治16年(1883年)と紹介されており、長年にわたって芦原温泉の旅館として営業を続けていました。
建物は一棟だけではなく、鉄筋コンクリート造の建物や木造の旧館、別館などがあり、それぞれが通路でつながった比較的大きな旅館だったようです。
しかし、利用客の減少や施設の老朽化などが重なり、2010年に営業を終了しました。
角惣の歴史
角惣の創業年として紹介されている1883年は、芦原温泉が開湯した年でもあります。
その後、芦原温泉は北陸を代表する温泉地のひとつとして発展し、角惣も温泉街の中で営業を続けてきました。
2010年には経営が行き詰まり、破産手続きが始まります。
その後、建物は長期間にわたって使用されない状態となりました。
あわら市議会でも、駅前に残る旧角惣について取り上げられています。
建物の老朽化が進み、外壁などの飛散や火災の危険も問題となっていました。
温泉街の中心部に大きな廃旅館が残されていたことから、景観面でも長年の課題となっていたようです。
角惣が心霊スポットと呼ばれるようになった理由

角惣には、旅館で大きな殺人事件や事故が起きたという有名な記録があるわけではありません。
心霊スポットとして名前が広まったのは、廃業後に残された建物に関する噂が大きかったようです。
特によく見かけるのが、
・渡り廊下の奥から女性の声が聞こえる
・地下の大浴場に老婆の霊が現れる
という話です。
長期間使われなくなった大きな旅館の内部に、客室や浴場、渡り廊下などがそのまま残っていたことも、心霊スポットとして注目される理由になったと考えられます。
さらに2016年、テレビの心霊番組で廃旅館が取り上げられたことで、角惣の名前はさらに知られるようになりました。
角惣で噂される心霊現象
渡り廊下の奥から聞こえる女性の声
角惣で有名なのが、渡り廊下の奥にある部屋から女性の声が聞こえるという話です。
誰もいないはずの建物の中から女性の声がするという内容で、角惣を紹介する心霊スポット情報でもよく取り上げられています。
角惣では女性の霊に関する話が多く、この声の噂が代表的な心霊現象となっています。
地下の大浴場に現れる老婆
もうひとつが、地下にあった大浴場に老婆の霊が現れるという話です。
旅館時代に使われていた浴場周辺で老婆を見たという内容で、女性の声とともに角惣の心霊話として広まりました。
ただし、老婆の霊と旅館の歴史を結びつける具体的な事件などは見つかりませんでした。
100号室の話
2016年3月30日に放送されたTBS「世界の怖い夜」では、芸人の小峠英二さんや永野さんらが、霊が出るとされる廃旅館を探索しています。
番組では「100号室」が特に恐ろしい場所として扱われ、小峠さんが一人で部屋へ入る場面も放送されました。
当時、ネット上ではこの廃旅館が角惣だとして話題になっています。
ただし、TBSの公式番組紹介では旅館名までは掲載されていません。
角惣について以前から「100号室が危険」と広く噂されていた形跡も少なく、この話についてはテレビ放送をきっかけに知られるようになった部分が大きそうです。
角惣の現在

角惣は長い間、あわら温泉街に廃旅館として残っていましたが、2024年7月に建物が解体されました。
そのため、現在は心霊スポットとして知られた角惣の建物を見ることはできません。
跡地では再開発が進み、2026年2月には「Rakuten STAY あわら温泉」が開業しています。
かつて廃旅館が残っていた場所は大きく姿を変え、再び温泉を楽しむ宿泊施設のある場所となりました。
YouTubeでの紹介
角惣については、YouTubeにも廃墟時代の様子を紹介した動画が残っています。
2024年には「YYチャンネル」が角惣を取り上げ、建物の解体が進んでいる様子を紹介しています。
現在は建物そのものが残っていないため、こうした映像は廃墟だった頃の角惣を確認できる資料のひとつになっています。
角惣の独自指標
当サイトの指標を『恐怖度』・『知名度』・『人気度』・『話題度』にわけて、勝手にランク付けしました。
一般的な指標とは異なり、調査結果に基づく個人的な視点からの点数であるため、エンタメ的な感覚で見ていただけると幸いです。
気になる管理人視点のランクはこちらです。↓
恐怖度
★⯪☆☆☆
1.5 / 5.0
知名度
★★☆☆☆
2.0 / 5.0
人気度
★☆☆☆☆
1.0 / 5.0
話題度
★☆☆☆☆
1.0 / 5.0
平均評価
1.375 / 5.0
角惣は全国的に有名な心霊スポットというほどではありませんが、福井県の廃旅館系心霊スポットとして名前が知られていました。
2016年のテレビ番組で取り上げられたことで話題になった一方、現在は建物が解体されているため、心霊スポットとしての人気度は低めとしました。
角惣を調べてみた感想

今回調べてみて印象に残ったのは、角惣が山奥などに残された廃旅館ではなく、あわら温泉の中心部、それも駅から数分という場所に長く残っていたことです。
大きな旅館が使われないまま残っていれば、それだけでもかなり目立ったと思います。
女性の声や老婆の霊という話はありますが、その原因になるような事件があったわけではなく、廃墟になってから心霊スポットとして知られていった場所でした。
そして、現在は建物そのものがなくなり、新しい宿泊施設ができています。
心霊スポットとしては過去の場所になりましたが、廃旅館だった頃の話や映像が残っていることで、角惣という名前はこれからも心霊スポットの記録として残っていきそうです。
注意事項(免責)
本記事はネット上の情報、メディア報道、個人の体験談を元に構成しており、事実を断定するものではありません。心霊スポットの訪問は自己責任でお願いします。また、現地が私有地の場合は無断で立ち入らないようにしてください。
角惣のアクセス情報
角惣の住所
〒910-4104
福井県あわら市温泉1丁目305
※旧角惣の所在地です。
最寄り駅
えちぜん鉄道 三国芦原線
「あわら湯のまち駅」
アクセス方法と所要時間
あわら湯のまち駅から徒歩約3分。
現在、角惣の建物は解体されています。
駐車場の情報
角惣として利用できる駐車場はありません。
現在は旧角惣跡地が再開発され、宿泊施設が開業しています。
角惣とその周辺の地図
角惣とその周辺のストリートビュー
よくある質問
▶角惣ではどんな心霊現象が噂されていますか?
渡り廊下の奥から女性の声が聞こえる、地下の大浴場に老婆の霊が現れるという話が知られています。
▶角惣で事件があったのですか?
角惣で心霊の噂につながるような大きな事件があったという記録は見つかりませんでした。廃業後に女性の声や老婆の霊などの噂が広まり、心霊スポットとして知られるようになりました。
▶角惣は「世界の怖い夜」に登場したのですか?
2016年3月30日放送のTBS「世界の怖い夜」で廃旅館を探索する企画が放送され、当時ネット上では角惣がロケ地だとして話題になりました。TBS公式の番組紹介では旅館名は掲載されていません。
▶角惣は現在も残っていますか?
建物は2024年に解体されています。現在、廃旅館だった頃の角惣を見ることはできません。
▶現在の角惣跡地はどうなっていますか?
跡地では再開発が行われ、2026年に新しい宿泊施設が開業しています。
終わりに
角惣は、明治時代から続いた芦原温泉の老舗旅館でした。
2010年の廃業後は大きな建物が長期間残り、女性の声や老婆の霊といった噂から福井県の心霊スポットとして知られるようになります。
テレビ番組の廃旅館探索でも注目されましたが、2024年には建物が解体されました。
現在は新しい宿泊施設が建ち、当時の廃旅館の姿は残っていません。
心霊スポットとして現地を訪れる場所ではなくなりましたが、長く温泉街に残された廃旅館と、そこから生まれた心霊の噂を記録しておきたい場所だと思いました。
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