
おみくじで一番いい結果といえば、大吉を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
ところが、兵庫県西宮市の西宮神社には、大吉よりさらに縁起のよい「大福」というおみくじがあります。
私も先日、この大福みくじの話を聞き、そんなおみくじがあるのかと興味を持ちました。
しかも、西宮神社は毎年1月に行われる「福男選び」でも有名な神社です。
今回は、大福みくじが出る確率や福男選びの歴史、西宮神社の由緒について調べてみました。
西宮神社とは?
西宮神社は、全国のえびす神社の総本社として知られています。
えびす様は七福神の一柱で、商売繁盛や福を授ける神様として親しまれています。
西宮神社では、えびす大神を中心に、天照大御神、大国主大神、須佐之男大神が祀られています。
西宮神社の由緒
西宮神社には、えびす様の御神像にまつわる伝承があります。
昔、大阪湾の和田岬沖に現れた御神像を、西宮の鳴尾の漁師が拾い上げ、自宅でお祀りしていました。
その後、神様のお告げによって現在の西宮の地に移して祀ったことが、西宮神社の始まりと伝えられています。
創建された正確な年代はわかっていませんが、平安時代にはすでにえびす信仰が広まっていたと考えられています。
現在も商売繁盛を願う人々が全国から訪れる神社です。
大吉より上の「大福みくじ」とは?

西宮神社には、大吉よりも縁起がよいとされる「大福」というおみくじがあります。
大福みくじが登場したのは、2019年1月1日です。
平成最後の年に、えびす様の大きな福を多くの人に受け取ってもらいたいという思いから考案されました。
大福のおみくじは黄金色の特別な紙で、えびす様の絵が描かれています。
一般的なおみくじでは大吉が最高と思われがちですが、西宮神社ではその上に大福があるのです。
大福が出る確率はどのくらい?
大福みくじについて調べていて、特に気になったのが出る確率です。
大吉よりも縁起がよいというのですから、簡単には引けないのではないでしょうか。
過去に実際に参拝した人の記録によると、筒の中には21本の棒が入っており、そのうち大福は1本だったそうです。
つまり、21分の1。
確率にすると約4.8%です。
単純に考えれば、100回引いて5回程度しか出ない割合になります。
ただし、これは過去の参拝者が紹介した情報で、現在も同じ割合なのかはわかりません。
西宮神社へ行くならぜひ大福を引いてみたいところですが、21分の1と聞くと、なかなか難しそうですね。
大福みくじには何が書かれている?

過去に大福を引いた人が紹介しているおみくじには、願い事や商売、病気、待ち人などについて、縁起のよい内容が書かれています。
また、自分だけでなく周囲の人にも福が広がるという意味の言葉もあります。
商売繁盛の神様として知られる西宮神社らしい内容です。
おみくじは神社やお寺によって種類も順番も異なるため、大福という結果が全国共通で存在するわけではありません。
西宮神社の福男選びとは?

西宮神社といえば、毎年1月10日の早朝に行われる「福男選び」も有名です。
午前6時に表大門、通称「赤門」が開かれると、待ち構えていた参加者が一斉に本殿へ向かって走り出します。
赤門から本殿までの距離は約200メートル。
本殿に早く到着した順に、1番から3番までがその年の福男に選ばれます。
テレビのニュースなどで、たくさんの人が一斉に走る姿を見たことがある人も多いのではないでしょうか。
福男選びはいつから始まったの?
福男選びのもとになっているのは「開門神事」です。
西宮神社では、古くから1月9日の深夜に境内の門を閉じ、静かに神事を行う「忌籠(いごもり)」という風習がありました。
10日の早朝に門が開くと、参拝者が一番乗りを目指して本殿へ走ってお参りするようになりました。
この「走り参り」が、現在の福男選びにつながっています。
単なる競走ではなく、えびす様に早くお参りしたいという人々の習慣から生まれた神事だったのです。
福男に選ばれるのは何人?
福男に選ばれるのは、本殿への到着が早かった3人です。
1番が一番福、2番が二番福、3番が三番福となります。
選ばれた3人には、賞品などが授けられます。
また、福男という名前ですが、男性しか参加できないという意味ではありません。
走ることだけを目的とした大会ではなく、参拝のための神事です。
参加方法や当日の注意事項は、開催年ごとの案内で確認する必要があります。
今宮戎神社の福娘とは何が違う?
大阪のえびす神社といえば、今宮戎神社も有名です。
今宮戎神社には「福娘」があり、西宮神社には「福男」があります。
名前だけを見ると、男性と女性の違いのようにも思えますが、実際には役割が大きく異なります。
今宮戎神社の福娘は、毎年選考によって選ばれ、十日戎の期間中に参拝者へ福笹などを授与する奉仕を行います。
一方、西宮神社の福男は、1月10日の開門神事で本殿に早く到着した3人です。
つまり、福娘は神社で参拝者に奉仕する役割があり、福男は開門神事で選ばれる人という違いがあります。
どちらもえびす様に関係していますが、それぞれの神社で異なる伝統が受け継がれているのです。
西宮神社の十日えびす

西宮神社では、毎年1月9日から11日まで「十日えびす」が行われます。
9日が宵えびす、10日が本えびす、11日が残り福です。
商売繁盛や家内安全を願って、大勢の参拝者が訪れます。
また、十日えびすでは大きなマグロが奉納されることでも知られています。
奉納されたマグロに硬貨を貼り付け、商売繁盛や金運上昇を願う参拝者もいます。
福男選びだけでなく、えびす様へのさまざまな信仰を見ることができる行事です。
西宮神社の御朱印
西宮神社では御朱印をいただくことができます。
御朱印のほか、えびす様にちなんだお守りや縁起物なども授与されています。
参拝の記念として御朱印をいただくのも楽しみの一つです。
授与品の種類や限定御朱印の有無については、参拝時に確認するとよいでしょう。
アクセス情報
名称: 西宮神社(にしのみやじんじゃ)
住所: 兵庫県西宮市社家町1-17
御祭神: えびす大神(蛭児大神)、天照大御神、大国主大神、須佐之男大神
開閉門時間:
- 4月~8月:5:00~19:00
- 9月・3月:5:00~18:30
- 10月~2月:5:00~18:00
授与所: 9:00~17:00
駐車場: あり(約100台・祭典等により利用できない場合あり)
電話番号: 0798-33-0321
公式サイト: https://nishinomiya-ebisu.com/
地図
よくある質問
▶西宮神社の大福みくじは大吉より上ですか?
はい。西宮神社では、大吉よりさらに縁起のよいおみくじとして「大福」が用意されています。
▶大福が出る確率はどれくらいですか?
過去の参拝者の記録では21分の1、約4.8%と紹介されています。現在も同じ割合かどうかは確認が必要です。
▶大福みくじはいつでも引けますか?
通常のおみくじにも大福が含まれています。ただし、授与方法や取り扱い状況は変更される場合があります。
▶福男選びは毎年いつ行われますか?
例年1月10日の午前6時に行われます。赤門が開くと参加者が本殿を目指して走り、早く到着した3人が福男に選ばれます。
▶福男選びは男性しか参加できませんか?
福男という名前ですが、男性限定という意味ではありません。参加条件や当日の受付方法は、その年の案内で確認してください。
▶西宮神社と今宮戎神社は同じ神社ですか?
別の神社です。西宮神社は兵庫県西宮市にあり、えびす神社の総本社です。今宮戎神社は大阪市浪速区にあり、どちらも商売繁盛の神様として親しまれています。
終わりに

今回、西宮神社の記事を作ろうと思ったきっかけは、大吉より上の「大福」というおみくじがあると聞いたことでした。
調べてみると、過去には21分の1という割合だったこともわかりました。
せっかく西宮まで行くのなら大福を引いてみたいと思いますが、簡単には出ないようです。
それから、福男選びにも興味を持ちました。
今宮戎神社の福娘は以前から知っていましたが、福男はまったく違う形で選ばれるというのも面白いですね。
西宮神社にはまだ参拝したことがありません。
時間に余裕ができたら実際に訪れて、大福みくじに挑戦してみたいと思っています。
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